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ステージア 260RSはなぜ今、値上がりしているのか?
日産のハイパフォーマンスワゴン「ステージア 260RS」は2022年以降、中古相場が急上昇しています。2023年9月、米国のオークションでは1997年式が**53,878ドル(約830万円)**で落札され、過去最高値を更新しました。
国内でも2024年11月の実査定で1998年式が320万円を記録しており、1年前の平均より約15%アップしています。
値上がりを生む5つの主要因
- 限定生産1,734台という極端な希少性
RB26DETT+4WDを搭載したワゴンは260RSのみで、生産台数はわずか1,734台。供給が固定され価格弾力性が低い。 - “25年ルール”適用で北米輸入が解禁
初期モデル(1997年式)が2022年に米国輸入解禁となり、北米のGT‑R愛好家が一斉に買い付け。同ルールで毎年対象年式が広がり、2025年は1999年式が解禁予定。 - GT‑R譲りのパフォーマンスとチューニング余地
R33 GT‑Rのパワートレイン・足回りを移植。ワゴンとしての実用性+600psオーバーまでのチューニング耐性が海外人気を後押し。 - 円安基調と越境Eコマースの整備
2024年末までの円安トレンドで海外バイヤーの購買力が上昇。日本からの個人輸出も容易になり、国内在庫が流出。 - “ネオクラJDMワゴン”ブーム
90年代JDMスポーツが高騰する中で、ワゴンでRB26を積む唯一無二の存在として注目。スバル・レガシィやアウディRS2の価格上昇が相場をけん引。
2025‑2027年の相場予測
期間 | 予想平均価格 | 背景 |
---|---|---|
2025年下期 | 350万〜400万円 | 1999年式の米国輸入解禁で再度需要増 |
2026年 | 370万〜430万円 | 2000年式の輸入解禁+国内タマ数減少 |
2027年 | 400万〜460万円 | 最終2001年式が解禁、希少個体は500万円超えも |
※フルオリジナル&低走行車は平均+15〜20%のプレミアが付く可能性。
それでも高値を狙う3つのポイント
- 純正度を保つ
オーテック専用パーツ(バンパー・専用サス・Bremboキャリパーなど)の欠品や社外交換は大幅減点。 - 国内外の専門店に同時査定を依頼
JDM輸出ルートを持つ業者と国内ネオクラ専門店を競わせると提示額が伸びやすい。 - US輸入解禁の半年前を狙う
解禁年の前半(1〜6月)は海外バイヤーが在庫確保に動き始めるため高値が付きやすい。

直ぐに金額を知りたい方はご記入くださいm(__)m


まとめ
ステージア 260RSの値上がりは限定生産の希少性・25年ルールによる北米需要・RB26というブランド力が三位一体となった結果です。輸入解禁のタイミングはまだ続き、2027年まで緩やかな上昇トレンドが見込まれます。売却・購入のどちらを考えていても、本記事のポイントを押さえておくことでより良い条件を引き出せるでしょう。