
Z32とは?基本情報をおさらい
Z32とは、1989年から2000年にかけて生産された日産フェアレディZ(海外名:300ZX)の型式です。先代のZ31からフルモデルチェンジされ、大幅なデザイン刷新とともに3.0L V6エンジン(VG30DE/VG30DETT)を搭載。独特のローフォルムや可動式ヘッドライト、そしてツインターボモデルの高出力性能など、多くのファンを獲得しました。
- エンジン:VG30DE(NA)/VG30DETT(ツインターボ)
- 駆動方式:FR(後輪駆動)
- 特徴:ワイド&ローなボディ、豪華装備、Tバールーフや2シーター/2by2の選択など
当時は先進的な技術や豪華装備が評価され、海外でも「300ZX」として人気を博し、数々の賞を受賞。現在、旧車人気が高まる中で、Z32の価値が再認識され、相場が上昇傾向にあります。
なぜZ32が値上がりしているのか?3つの理由
1. 海外需要の増加
JDM(Japanese Domestic Market)ブームの拡大に伴い、海外からのニーズが強まっています。25年ルールによって、古い日本車がアメリカなどで容易に輸入できるようになったことも追い風となり、良質なZ32が海外バイヤーの手に渡りやすくなっています。結果的に、国内在庫が減少し、相場が上昇する構図です。
2. 生産終了による希少性
Z32は2000年をもって生産終了しており、新車では手に入らないモデル。一度生産が終わった車両は増えることがないため、良好なコンディションを保った個体は希少価値が高まります。さらに、ツインターボや限定グレードなど、走行性能や装備が特別なモデルにはプレミア価格がつきやすくなっています。
3. 90年代スポーツカー再評価
近年、90年代の国産スポーツカーが「ネオクラシック」として再評価される流れがあります。電子制御が過度でなく、機械的な操作感を楽しめる“アナログ感”が人気の理由。Z32もその流れに乗り、**「あの頃のデザインと走りを楽しめる貴重なモデル」**として注目されているのです。
中古相場の現状と価格帯
Z32の価格は、年式やグレード(NA/ツインターボ、2シーター/2by2)、走行距離、修復歴の有無、車体の状態によって大きく異なります。2024年現在、ざっくりとした目安は下記のとおりです。
- NAモデル(走行距離10万km前後、程度良好):100万円~200万円台
- ツインターボ(走行距離少なめ、整備履歴充実):200万円~300万円以上
- レストア済み・カスタム車・限定モデル:300万円オーバーも珍しくない
以前は100万円以下でも買える個体があったZ32ですが、コンディションが良好なものやツインターボの人気モデルは、高騰傾向が顕著になっています。
今後の価格動向:まだ値上がりは続く?
短期的展望(1~3年)
- 海外バイヤーの影響:JDMブームが収まる兆しはなく、良質なZ32を積極的に輸出する動きがさらに進む可能性が高い
- 電動化シフトの追い風:EVやハイブリッド化が進むほど、ガソリン車のスポーツカーは希少価値を帯びやすく、高止まりが続く見込み
中長期的展望(5年以上)
- 整備環境・部品供給問題:旧車となったZ32のパーツ供給や整備環境が今後も継続されるかどうかは、相場にも影響。ただし、海外含めオーナーズコミュニティが活発な車種なので、すぐに需要が落ちる可能性は低い。
- 歴史的評価が定着:今後10年、20年先も「90年代を代表する一台」として評価が確立すれば、さらなるプレミア化もあり得ます。
高値で売る&上手に買うためのポイント
高値で売りたい場合
- 整備記録・純正パーツの保管
改造していても、純正部品が揃っていれば査定アップ。整備履歴が明確な個体は海外バイヤーからも信頼されます。 - 専門業者や海外買取ルートを検討
スポーツカー専門の買取業者や輸出業者といった専門チャネルを活用すると、高額査定につながりやすいです。 - 傷や凹み、機関系の不調を修理
小規模な修理やクリーニングでも査定額アップに直結。第一印象を良くするだけでも査定士の評価が変わることも。

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安く買いたい場合
- 走行距離多め/修復歴ありを検討
正しく修理されていれば走行に問題ないケースも。価格が抑えめになるので、DIYやカスタムを前提とするなら狙い目。 - SNSコミュニティやオーナーズクラブの活用
個人売買やクラブ会員同士の譲渡は、中間マージンが少なくなる分、相場より安く買える場合も。 - 複数の流通チャネルを比較
中古車サイトやオークション、専門ショップなど、幅広く探すことで掘り出し物が見つかる可能性が高まります。
まとめ:Z32の値上がりは「90年代スポーツカー」再評価の証
Z32(300ZX)が値上がりしている背景には、海外需要や希少性、そして90年代スポーツカー再評価の流れがあります。良好なコンディションを保っている個体ほどプレミア価格がつきやすく、ガソリンエンジンの味わいを楽しみたいユーザーが相場を押し上げているのが現状です。
- 売却希望者:整備履歴を整え、海外買取ルートも含めて相見積もりすることで高値が期待できる
- 購入希望者:早めに動き、複数の情報源を比較するのが得策。走行距離や修復歴を許容すれば、比較的安く買える可能性あり
Z32が「いつまで値上がりするか」は未知数ですが、名車としての評価は揺らぎません。走りやデザイン、アナログ感を存分に楽しめる貴重なモデルとして、この先も注目を集め続けるでしょう。