G350dは本当に値落ちする?―2025年最新データで見る下落率を解説

G350dは本当に値落ちする?―2025年最新データで見る下落率を解説

2025年5月時点、G350dの5年残価率は約80%と依然高水準。ただし円高や次期モデル発表が重なると年10%超の値落ちリスクも。
▶︎ ディーラー点検記録の完備・純正パーツ保管・走行距離年間5,000km以下を守れば下落幅を最小化できる。売却はフルモデルチェンジ発表前が鉄則。

1. G350dが値落ちする3大要因

1-1. 円高局面での輸出需要減少

円高=海外バイヤーの仕入れ減→国内買取額が圧縮。

1-2. 次期型(電動化モデル)発表の余波

モデル末期になると旧型需要が一段落。発表12か月前以降から下落スピード加速。

1-3. 走行距離とメンテ履歴の“割引率”

  • 5万km超→平均-70万円
  • 記録簿欠落→平均-40万円

2. 2025年5月時点の値落ちシミュレーション

登録年新車価格2025年相場残価率年平均下落率
2024年式 (1年落ち)1,330万円1,220万〜1,300万円92〜98%-3〜-8%
2022年式 (3年落ち)1,300万円1,080万〜1,200万円83〜92%-3〜-6%
2020年式 (5年落ち)1,270万円980万〜1,100万円77〜87%-3〜-5%

※国内オークション成約平均(走行3万km・修復歴なし)を基に独自算出。


3. 値落ちを抑える5つの実践テク

  1. ディーラー整備記録の死守
    1回でも社外工場のみだと平均-15万円。
  2. 純正戻しできるカスタム方針
    リフトアップ・マフラー交換は純正パーツ同梱で減額回避。
  3. 年2回のボディコーティング
    外装コンディションは写真査定の即決要素。
  4. タイヤ残溝5mm以上を維持
    買取店はタイヤ交換費をそのまま減額。
  5. 円安期(USD≧¥155)での査定依頼
    輸出マージンが上がり評価額+30〜50万円のケースも。

4. “売り時”を逃さないための2つの指標

指標サイン行動
モデルチェンジ情報ドイツ本国でスパイショット流出6か月以内に査定比較開始
為替レート1ドル=¥150→¥155へ急伸3社以上へ即日見積もり

5. まとめ|G350dの値落ちはコントロールできる

  • 残価率80%超でも為替・モデル周期で急落リスクあり。
  • 記録簿と純正パーツの完備+低走行が最大の防波堤。
  • 売却は「円安×フルモデルチェンジ前」の“ダブル高値期”を狙え。